2009年7月25日土曜日

何も言わないで見守ること

「3番目の子どもの就職が内定しました。何も言わないで見守る事、本人が決める、この2点守れました。」
とTさんからメールが入りました。

友人のTさんは 15年前に 私の初めて子育ての講座を受けて下さった方でもあります。
一番上の娘さんが 中2(14才)の時でした。

講座の内容を忠実に実践されたことが とても印象に残っています。
「気をつけていたのに また言わなくてもいいことを言っちゃったの。せっかくこのところいい関係だったのに。」
「大丈夫。スタートラインまでは後退しないから。」
このような会話を何回か繰り返したこともあります。

4月に帰国してTさん一家にお会いした時 一番上の娘さんの
「家で反抗期があったのは 私だけよね。弟達はなかったよね。」
の言葉に 驚きました。
Tさんが講座を受けて下さったのは 
「一番上の娘さんとの関係を良くしたい。」
からだったのですが 実践されたことで 下の二人の息子さん達とは
特に悩みは生じなかったということでした。

また3番目の息子さんが 土日一人で家にいることが多く
洗濯物の取り込み、流しの片付け、犬の散歩、お風呂掃除と支度を
されているのを見てTさんに聞くと
「講座で習って 家族で分担を始めたことから 家族が居ない時は
あの子がするようになったの。」
とのことでした。

子宝といいますが こどもが家庭に協力的で 自分の道を自分で見つけて
自立してくれることは本当に「宝」だと実感します。

アドラー心理学の育児講座を実践されると
15年後にはこのようになります!!!
という見本のようなTさんご一家です。

Tさん お知らせ下さって ありがとうございました!