2016年2月11日木曜日

アドラー心理学:勇気づけの必要性

ポリヴェーガル理論では 腹側迷走神経を 社会性神経(Social nerve)と呼んでいます。
そしてこれは 幼少期に養育者によって育くまれるものだと。

アドラー心理学では 他者に対する肯定的な関心を Social interest と呼んでいます。
(日本のアドラー心理学では 共同体感覚と訳されています。)
そして これも 同じく養育者や教師の「勇気づけの対応」によって育っていきます。

トラウマ的な体験をした時は言葉にしてあげます。

「こわかったね~!」
「痛かったね~!」
「嫌だったね~!」

言語化してもらうことで 受け止めてもらっていることを実感できます。
安全感、安心感が持てます。

トラウマ的記憶には 次の要素が入っています。
その時の体験が凍結した状態でこれらの要素が保存されます。
何かの拍子に思い出すと その時の状態に戻るのが フラッシュバックです。

・映像
・身体で感じた感覚
・その時の行動
・感情
・考え


フラシュバックはくりかえし起きることもあれば 長時間忘れていて突然思い出すこともあります。

私も20年ほど前、うつ症状を体験するきっかけになる出来事がありました。
アドラー心理学の勇気づけを実践し、日本を10年近く離れていてすっかり回復したと思っていました。

ところが 2014年4月、ある出来事がありそれを思い出しました。
その単語を聞いた時に 身体にビリビリと稲妻のような感覚が走りました。
そして落ち着きを失っているのを感じました。
20年前、不眠、早朝覚醒を体験したのと同じ状態になりました。

・・・幸い一晩だけですみました。

これがフラッシュバックなのだ!!!
と実体験したのです。

ソマティック・エクスペリエンス、ブレインスポッティングのトレーニングの中では
必ず実習があります。

実習の中で自分自身のトラウマ、不快な体験を扱えます。
加えて ソマティック・エクスペリエンスのトレーニングでは 自分がセッションを受けることも義務付けられています。

身体が、つまり神経が楽になって来たのを感じています。
具体的には 30代初めにメニエール氏病症候群で失っていた右耳の聴力が戻ってきました!!!

セミナーの中で 長男の奥さんを参加者の方に気軽に紹介できるようになりました。

などなどです。