2016年2月23日火曜日

死の恐怖感

棺桶に入るまでに 一人でも多くの方に「勇気づけの実践」をお伝えしたい・・・
と「棺桶に入るまでに」という枕詞が 昨年7月以降取れました。

ソマティック・エクスペリエンスのトレーニングで デモセッションを受けてからです。

デモセッションというのは 転倒のトラウマについての講義の後、
トレーニングを受けている人(40数名)の中から 転倒の経験のある人で セラピーを希望する人が
講義の一環としてのセラピー実演で クライエント役をすることです。

私を含めて、何人かの希望者がありました。
希望者からどのような転倒だったのかインストラクターにそれぞれが質問されました。
その後、希望者の中から私の例が選ばれたのです。

扱って頂いたのは 私の高校時代の記憶でした。
雪が降った後の道路を 自転車で登校する途中のことです。
滑って 転倒しました。
すると起き上がった時に 車が通りすぎました。
もう少し車が来るのが早かったら、あるいは私が転倒するのが遅かったら・・・。
通り過ぎる車の後部が目に残っていました。

これをセラピーで処理して頂いた時に 
若くして亡くなったクラスメートの記憶、
卒業後亡くなった自転車で転んだとき一緒にいた友人のことが脳裏に浮かびました。

全部「死」でした。

最近、クライエントの方が小学生低学年の時に直面された「死」の話が続きました。

何らかの形で「死」を見聞きすることになったお子さんがおられた場合、
「びっくりしたね。」
「こわかったね。」
「悲しいね。」
など お子さんの気持ちを言葉にして受け止めてあげて頂きたいと思います。

「大丈夫!」
は 大丈夫ではない言葉です。

気持ちを受け止めて ハグしてあげて頂けたらと思います。