2016年2月7日日曜日

アドラー心理学:勇気づけセミナー

今日2月7日は 勇気づけセミナー9章「結末」をしました。

3年ほど前練馬でセミナーを受けてくださった方が 昨年12月江東区での講演会に来られた方とお知り合いで、今日は一緒に参加してくださいました。

またお一人の方は大学生の娘さんと参加してくださいました。

やはり2年以上前から継続して参加されている方が お子さんとのやりとりで「勇気づけの対応」を実践した結果娘さんが直面している課題を乗り越えることができたという話を共有してくださいました。

また、先日のEテレの「心と脳の白熱教室」の内容と勇気づけを関係づけてお伝えしました。

楽観主義の4つの要素は次の通りです。
1.ポジティブな思考
2.ポジティブな行動
3.根気と粘り強さ
4.自分の人生をコントロールしているという感覚

参加者のお一人の男性は もう1年以上続けて参加されています。
最近は男性がお二人、三人ということもありますが しばらくはその方お一人でした。
番組を見たとき、
「男性お一人でも ずっと続けて参加されている根気と粘り強さでその方を思い出しました。」
とお伝えしました。

孫が1才の頃、ベビーカーに乗せられてセミナーの会場に来て涙を流していたことがありました。
「歩きたいっていうんですが 無理やり乗せたら泣いたんです。」
とママ。
それを聞いて
「“スーパーまでは歩いて良いけれど スーパーに着いたらベビーカーに乗ってね。”
と 分かっても分からなくても良いから伝えてもらえませんか?」
と頼みました。

しばらくすると スーパーに着くと自分でベビーカーに乗るようになったそうです。
その後もママチャリの後ろや前かごに自分でよじ登っていました。
「自転車に乗せるのが大変ということはありませんでした。いつも自分で乗ってくれました。」
ということでした。

些細なことですが その場面を自分でコントロールしているのです。
小さな積み重ねがその後につながっていきます。

自分の人生をコントロールしているという感覚は「自立心と責任感」で正にアドラー心理学の育児の目標としているものです。

勇気づけの実践は 楽観主義の4つの要素を育てると思います。