2010年10月17日日曜日

お墓参り

一昨日から 両親の介護の手伝いで帰省しています。

母方の祖父母のお墓参りに 両親と出かけました。
母は腰の骨が変形していて歩行が困難になり、車椅子を家の中でも利用しています。
タクシーで出かけてお墓参りから帰る車の中で
「長い間お墓参りが出来なかったけれど ようやくお参りが出来て 本当に嬉しい。」
と 繰り返していました。

私は母方の祖父母が登場する幼い頃の思い出がたくさんあります。
4才~5才の頃、兄が使っていた男の子の言葉を使いたくて、祖父なら怒らないだろう、と思い、使ったことがありました。母もその時のことは良く記憶しています。

祖父母の家からお墓参りに行って帰った時のことです。私は ゆかたを脱いで
「おい、めえじい、てめぇんとこ、竿あるか?」
と言ったのです。祖父は
「おお、ある、ある。ほら、そこだよ。」
と笑い
「賢い子だ、汗をした浴衣を干すことを知っている。」
と 他の親戚の人に話していました。
祖父が私を可愛がっていることを知っていて言っていた、と記憶しています。

お墓の前では 祖父の笑顔がそこにあるような気持ちがしました。