2012年3月17日土曜日

療育指導と勇気づけ

「発達障害の子ども達にも勇気づけ対応が使えるのではないか?」
と アドラー心理学を教えておられる大学教授がセミナーでおっしゃったことがありました。

発達障害を持った子ども達が 本人の持っている力を伸ばすために個別に行っている療育指導の場で私は勇気づけの実践をしています。

療育指導講師研修会で 指導歴40年近い先生がおっしゃいました。
「かなり知的に低い子どもでも 自分が苦手なことはわかる。避けるために ふざける、眠る、分からないふりをする。ガンガン怒鳴られると抵抗して、体が委縮し、できるものも出来なくなる。自信がなくて、否定されることをおそれている。小さいころからの母子関係のまずさが いろいろな所にでてきている。」

その言葉から、発達障害のある子ども達も、障害の無い子ども達も大人への反応は同じだということへの確認が出来ます。

どのような場でも「信頼し合える関係」を 築けば先に進むことができる、ということです。

そのためには「勇気づけの実践」が必要、ということになります。