不登校の中・高生を持つ親の会で「勇気づけの親子関係実践セミナー」を持って頂いています。
プレセミナーからちょうど1年になります。
よく頂くコメントが次のようなものです。
「今まで自分の親としての対応がダメだったことに気づかされました。もっと子どもが小さいうちに知りたかったけれど、今セミナーを受けれた事に感謝して 必ず実践して行きたいです。」
昨日は「自然の結末」でした。
3つのロールプレイをして頂きました。
・指示命令的な母親
・子どもの体験に対して説教をする母親
・子どもの体験に対して援助の姿勢を持つ母親
このロールプレイで子どもの気持ちを味わい、お互いの子どもとしての気持ちを話し合って頂きました。
18年間、セミナーを開いて来て長い間持っていた疑問が 最近解けつつあります。
「どういう方がセミナーに関心を持ち、実践されるのだろうか?」
です。
最近行きついたのは 育つ過程で何らかの勇気くじきを体験されたかもしれない、
けれど 肯定的な方向に事態を持って行きたいと思っておられる、
生来は健康な方ではないか、ということです。
青空の会を始められた方々は
ご自身のお子さんたちの問題が解決方向に向かっていても
会としての活動を続けておられる、と伺いました。
アドラー心理学でいう
「他者への関心を持ち、貢献したいという気持ち」
を持っておられる方々です。
アドラー心理学は「実践の心理学」と言われています。
アドラー心理学の「理論を論じる」ことと「実践する」ことは 別のことなのです。