セミナーを受けて下さる方に時々言われます。
「指示命令型の母親だったなんて 信じられない!」
と・・・。
私の二人の息子は 知っています。
息子からからかわれることもあります。
「ごめんね。」
と言うと
「良いよ!わざと言ったんだよ!」
と・・・。
子どもたちは いつまでも子どもではありません。
子どもが何才になったら 指示命令を止めるのか・・・。
私は アドラーに出会わなかったら ずっと続けていたと思います。
無力さを感じながらも・・・。
多くの方々に出会って思います。
子どもの頃から指示命令で育ったお子さんは
誰もが指示命令で接して来るように感じます。
少しでもそう感じると「権力闘争態勢」に入ります。
それを どのような形で表現するかは 子どもによって様々です。
共通していることは自分を守ることだけに関心を払います。
協力することが出来ない状態が続きます。
回復には時間がかかります。
それを「子どもだけの問題」として 心療内科、精神科へ連れて行き、薬を与えて落ち着かせるという対応をとられる方々も多くあります。
「子どもだけの問題」ではなく「自分が親として関わること」で 子どもの力になれるかも知れない、と「関わり方」を変えられる方もあります。
お子さんの(成人された方)状態が 目に見えて変化して行きます。
お母さんも ご自身の関わり方がお子さんの状態に大きな影響を与えていることに気づかれます。
20代半ばのお子さんのお母さん方がおっしゃいます。
「ようやく子どもの気持ちが分かりました。」
「見守ることに 少しずつ慣れて来ました。」
その方達のお子さんは 共通して言われます。
「楽になりました。」
子どもはお母さんが大好きです。
そのお母さんに命令されること、批判的に見られることは辛いことなのです。
セラピー、ワークショップを通して感じています。