2009年10月11日日曜日

バイリンガル

日本では英会話熱が続いているのでしょうか?

日本語と英語、あるいはフランス語やドイツ語など2ヶ国語を読み書き出来るようになるバイリンガルの最高の条件は それぞれの言葉を話す両親を持っていることかとIM家のお子さん達3人に会うたびに思います。

前にも書いたことがありますが IM家のご夫婦は奥様が日本人、ご主人がフランス系カナダ人です。
ご夫婦が出会われたのはヨーロッパで ご夫婦の会話は英語です。
初めてのお子さんを妊娠された時に 奥様がお医者さんに
「どの言語で子どもに接したら良いのか?」
と 相談されたそうです。答えは
「ご夫婦それぞれの 母国語を貫きなさい。」
だったとのこと。

お母さんと子ども達3人は完全に日本語です。
お父さんと子ども達はフランス語。
ご夫婦は英語。
ですから 5人の家族で3ヶ国語が常にあります。

3人の子ども達は 読み書きを習う前から 英語は話さなくても
いつも両親の英会話を聞いて育ったそうです。

以前、面白いことがありました。
末っ子のY君。
私に
「僕、英語は話さないの。」
と言った1週間後、
「僕、英語しゃべれるんだよ。」

お母さんが何があったのか 説明して下さいました。

アメリカからフランス語を習うために転校して来た女の子を
とても気に入ったとのこと。
彼女に話しかけるために これまでにインプットしていた英語をアウトプットした・・・
ということだったそうです。

家庭で充分(8年間)インプットしながら 使う機会が無かったY君だったのです。

IM家のお子さんは学校で フランス語、英語、選択で第2外国語を習っています。
彼らにとっては 4つ目の言語です。
「鉄は熱いうちに打て!」
と言いますが 特に言語はそうかもしれません。

楽しみながら・・・。