2009年10月14日水曜日

ぼく ビー球を飲んだの

昨日は Y君との日本語の勉強の日でした。

Y君は漢字を書いている途中にふと 言いました。
「ぼくね、ビー球飲んだの。パパが911に電話をかける、って言ったから かけないで、って言ったの。911にかけると お腹を切ると思ったの。でも切らなかった。うんこをしたから 出たと思う。でも分かんない。床に落ちてたから 飲んだの。」
好奇心から飲んだ様でした。無事で 良かった・・・。(911は日本の119です。)

Y君とのお付き合いは ちょうど4年が終わるところです。ひらがなを学習するところから始めました。
いまでは とめ、はね、右払い、左払いをしっかり区別して漢字を書けます。
楽しく勉強していれば 大人になってもっと力を伸ばしたいと思った時に 肯定的な気持ちで学習を続けることが出来ます。
ひたすら「勇気づけ」で対応していると Y君も私が何を言うか分かっているので安定したき持ちで取り組めるようです。

Y君が学校で学んでいるのはフランス語なので 伝えたい単語の日本語を知らないときはフランス語の電子辞書にタイプしてもらいます。Y君の選ぶフランス語の単語は ちゃんと的を得た単語であることがほとんどです。フランス語を正しく綴ってタイプ出来ることにも 的を得た単語を選ぶことにも いつも驚かされます。

Y君のお母さんが 前に
「日本語の勉強の後は Yは落ち着いた気持ちでいると感じられる。」
と 伝えて下さったことがあります。

アドラーの勇気づけ効果ですね。
長く受け持たせて下さっている Y君のご両親にも 感謝しています。