2015年7月2日木曜日

ブレインスポッティング

昨日は ブレインスポッティングを3人のクライエントさんと行いました。

たまたましばらく来られていなかった方々でした。
EMDRは皆さん体験済みです。

ブレインスポッティングでは 伺うことは3つのみです。

1.感じていること
2.強さ
  0 (全くない)~ 10(最強)です。
3.身体のどこでそれを感じるか

どなたも感じていることの強さは 8~10で始まりました。
終わりは 0~1でした。

一人の方は 0まで下がった後に行う「レモン絞り」まで出来ました。
0まで下がっても もう一度初めの感情、身体部位に意識を置いてもらって処理をします。

すると 記憶にアクセスがかかり再度処理が始まります。

「スッキリしました。」
「なんだか 不思議。何が起きたのか・・・」

適応的情報処理が進んだのです。
私たちの脳は 情報処理をする能力を持っています。
けれど ショックな出来事が起きると その時の状態で記憶が冷凍保存されたようになります。

その後の体験には ショックなできごとで得た感情、考え、感じ方、イメージ、意味づけが影響を与えます。

「ずっとこころの奥で引っかかっていました・・・。そういうことだったのですね・・・。」
と・・・。

私がブレインスポッティングを気に入っているのは 次のような理由です。

①セラピストの介入がない
②セラピストの解釈が入らない
③ご自身の脳の力のみで処理が進む
④処理がとても速く進む

とても速い変化を ご本人も感じられますし ご一緒に来られたご家族にも変化が見えることが多くあります。

「表情が違います。」
「反応がセッションの始まりと終わりで全く違いますね。」

などなど・・・。

EMDRと両方を試されて EMDRを選ばれる方もあります。
始めの何件かをEMDRで行って 続きをブレインスポッティングでと希望される方もあります。

ご本人が納得して頂くことが一番だと感じています。