軽い知的障害のある若い女性Pさんと接する機会がありました。
彼女は叱られる、と分かっていて不適切な行動を繰り返しています。
Pさんが 私に
「療育指導ってどんなことをするの?」
と尋ねました。
「そうねぇ、Pさんがもしも私の生徒だったらね、○○することってどう思う?って聞くかな?あなたはなんて返事をするの?」
「○○しては いけません。」
「そうよね、○○してはいけないって ちゃんと分かっているわよね。じゃあしないようにするにはどうしたら良い?そして もしいけないことをしなかったら 頑張った、っていう印をカレンダーに書いたらどうかしら?10回守れたら 自分で自分にご褒美をあげるのよ、って言うかな・・・」
するとPさんは
「先生、こわ~い!」
と・・・。
「△さんは怒るの!恐い!」
というPさん。私は 静かに穏やかに伝えたのですが 恐かったようです。
叱られるのが慣れっこになっているというPさん、叱る、脅すの方法で対応されて来たのでしょうか。
何回言っても言うことを聞かないのは その方法は効果が無い!!!
ということなのです。
Pさんは とても気が付く働くことが好きな女性です。
子どものころから「勇気づけ」で対応されて来たら 彼女の良さがもっと伸びたであろう!!!と感じています。
接する機会がある度に勇気づけをしていきたいと思います。