2年2ヶ月ぶりに 子どもの頃のトラウマ治療をさせて頂いたAさんにお会いしました。
EMDRで扱ったイメージは 4才~5才の頃、「お父さんが髭そりナイフを持って お母さんを追いかけている。」という記憶で そこにあった感情は「恐怖」でした。
取り扱った記憶について尋ねてみました。
「あ~、すっかり忘れていたわ。言われるまで思い出さなかった!!!もうあの記憶に関しての恐怖心は全くないわ!」
とのことでした。
EMDRセラピーをする前は 行動療法と心理セラピーを合計5年間続けておられたのです。
二人でEMDRの効果を喜びました。
2年2ヶ月前の問題を抱えていたパートナーとは別れる決意をして 英語教師として2つの会社で働き始めたということでした。
経済的な生活自体は大変になったようですが 彼女の表情は以前より安定していました。
「自分で生きていく!」
という決意も確かなものだと言うことでした。
トラウマを扱った時には
「経済的な不安があって 現状をより良く持っていけるのなら そうしたい。」
と言っておられたのでした。
当たり前のことですが
「不安定だった関係が解消したことで 落ち着いた気持ちになった。」
と・・・。
ギリシャ人の彼女は
「ギリシャでは 新年に訪問する時には 大きなパンを切って その一切れを相手に届けるのが習慣なの。」
と 甘めのしっかりした生地のパンを届けて下さいました。