2009年12月10日木曜日

殺してやりたい!

「あの先生、殺してやりたい!」
中学2年生の子どもの口から こういう言葉を何回か聞いた、と友人が話してくれました。

そして 子どもにどんな言葉をかけていいのか わからない・・・と。
前の担任の先生のことだそうです。

「子どもはあなたを信頼しているから 正直な気持ちを言ったのだと思う。どういう時にそういう気持ちになったのかを聞いてあげて
みてはどうかしら。叱られた時だとしたら 叱られた時 どんな行動を彼が取っていたか、叱られないためには どうしたらいいか
一緒に考えてあげては どう?そして 今後そうならないためには どんな行動を取ればいいのか・・・。あなたは いつも彼を援助する、一緒に考えるからと。殺した後、自分の人生がどうなるかも 予測させて・・・。」

行動の目的 その3です。
1.注目・関心
2.権力闘争
3.復讐
4.無気力

いくら教師が一生懸命やっても 子どもが先生を殺したい、と思うということは 先生の気持ちが伝わっておらず対応の成果が無かったことになります。

まずは子どもの信頼を得ることが 生活・学業指導の第1歩です。

教師が自分の正しさを主張していては 前に進みません。
家庭環境に問題がある、子どもに問題がある、と言うのは 目の前の子どもに対応していない、ということなのです。
家庭に問題があったとしても、子どもに問題があったとしても 対応し、勇気付けることは可能です。