2009年12月14日月曜日

Pさんの決心

Pさんは 長年公務員として働いて来られました。
お子さんたちは就職して自立して暮らされています。

Pさんは 結婚しても 子どもを産んでも 一度も仕事を辞めようとは思わなかったそうです。

「経済的にも 生活技術の点でも自立した結婚生活を持ちたい。精神的な支えとしての結婚はしたいけれど 夫の収入で家族が生活するという形態は持ちたくない。夫も生活技術を持ち 対等な関係の結婚をしたい。」
と 何と小学校3~4年の頃に思ったそうです。

ご両親の夫婦関係を見ていて そう考えるようになった、とのことでした。
そして その形態を貫かれました。

彼女の新婚時代から知っている私は ある日彼女のお宅で夕食をご馳走になりました。
ご飯のお代わりを ご主人が自分で立ってされているのを見て 新鮮な驚きを感じたことを覚えています。

当時の私は Pさんの主張がよく理解出来ませんでした。
最近、子どもの頃のお話を伺って 納得できました。

子どもは 常に学んでいるのですね。
そして そこで学んだことを指針に自分の人生を設計するのですね。