「おっぱい、おっぱい。」
と繰り返し言う子どもに対して
「そんなことを言ってはいけません!」
とたしなめる療育指導の先生の声が聞こえました。
そう言えば 私の担当している子も言っていた時期がありました。
別の子は
「うんこ、うんこ!」
教師の感情から子どもの行動の目的を推測します。
イライラでしょうか?
そうであれば 子どもの行動の目的は「注目・関心」です。
アドラー心理学の理論では 効果的な対応は
「不適切な行動には注目を与えない。」
ですから たしなめることはしません。
私の担当していた子は
「おっぱい、おっぱい。」
と何回かは言っていましたが しばらくして言わなくなりました。
「うんこ、うんこ。」
と言っていた子も同様でした。
私もいっしょになって
「そうだね、うんこだね!」
と言った時には 目を見張って笑い出したりもしました。
叱られることが分かって言っているので 叱られないと止めるのです。