2012年12月11日火曜日

コントロール・・・

療育指導で丸2年になろうとしているU君。
自閉症です。

久しぶりに彼の様子をご覧になった事務担当の方が驚いておっしゃいました。
「この子、この場所で指導出来ているんですか?」
さらに 彼が指示された色のペグを取り、指定の場所に入れるのを見て
「びっくりしました!!!」
と。

年長のU君の担当を始めたのは彼が年小の1月でした。
全く指示が通りませんでした。

気に入った教材しかしない。
気に入った教材から始める。
気に入った教材は 最後にする。

・・・という経過をたどり、今は 出された教材に 指定された方法で取り組めるようになったところだったのです。

自分のしたい方法でやる、と泣いても すぐに泣きやむようにもなりました。

学びは「小さなステップ」で良い。
確実に自分のものになっていくのだから・・・。
と 療育指導を通して学びました。

また、字を書けることより、計算が出来ることより、
生活技術を身につける方が 役に立つということも・・・。

生活力が大切なのは いわゆる健常者だけではないのですね!