2012年12月7日金曜日

EMDRの不思議さ

EMDRセラピーは 体験した人にしか分からないように思います。

EMDRセラピーを受けておられる方を同席して見ておられる方には ご自身が体験されなくても 様子は分かります。

EMDRセラピーを受けておられる方の口から 次々と言葉が出て来るからです。
セラピストはただ
「何か気づかれたことはありますか?」
と伺うだけです。
苦しい場面のイメージを扱っていても 処理が進むにつれて 自分を受け入れたり、肯定的に見ようとしたりする言葉に変化して行きます。

不快度がゼロになってから 肯定的認知をインストールします。
イメージを扱い始めた30分前、あるいは1時間前とは異なり、幸せそうな、あるいは安堵感のある表情を浮かべられます。

また変化は クライエントの方ご本人よりも ご家族が気づかれることが多いようです。

どんどん変化して行かれるクライエントのご様子を見ることは お役に立てているといううれしさと同時に「不思議」な感覚を持ちます。