2012年11月16日金曜日

事実

事実は小説より奇なり

EMDRセラピーの過程で表れて来るものは
正に「奇」そのものです。

ショッキングな出来事もありますが うれしいこともあります。

きょうは不快度がゼロになってから、肯定的認知をインストールする段階で クライエントの方がが クスッと笑われました。

どんな出来事が起きたのかは???でした。
良いこと、うれしいこと、たのしいこと???

扱っていたイメージは「怒りの塊」です。

刺激の後に浮かんだイメージは
「怒りの塊がマリモのようになって 放射状にはじけ飛んだ。」のだそうです。

最後の体の感覚をチェックする時には 怒りの塊はとても小さくなってしまっていたそうです。

統合失調症、発達障害と診断を受けて薬を処方されている方も 幼少の頃からのトラウマとなっている記憶を持っておられることがあります。

その記憶が健康なこころをカバーしています。
記憶を過去のものにすると 本来の健康なこころが表面に出て来る・・・

記憶と症状・・・そしてEMDRで出て来るイメージは その人にとって事実なのです。