2012年11月5日月曜日

記憶の不思議

佐藤光政先生の指導の度に 不思議な気持ちになります。

私が追っかけをしていたのは 20代の頃でした。
友人の話では 私と一緒に仕事の時間休を取ってコンサートに行ったそうです。
(これは私の記憶にはないのですが・・・)

佐藤光政先生は 先日70才になられました。
(お見かけしたところは 60代前半のように思えます。)
ところが 私の気持ちはいつも 初めてのコンサートの時に受けた衝撃と同じです。
伸びのある声、豊かな声量、人生を語っているような表現力・・・
日本にこういう歌手の方がおられるのだ・・・と衝撃を受けたことが38年前のことですが
文字通り、昨日のことのようです。

光政先生が70才になられることが信じられないのです。
なぜなのか???
と もう半年以上思っていたのですが・・・。

ふと、これは外傷ではないけれど トラウマの記憶と同じ働きだと思いました。
聴いている私自身の年齢が20代の記憶で止まったままなのですね!

これほど記憶がなまなましいのであれば
トラウマの記憶も きっとその人の人生に大きな影響を与えることだと・・・。


そういえば 先日のクライエントの方(20代後半)がおっしゃいました。
「5才の気持ちになっていました。言い方も5才だったと思います。」