「全ての行動には目的がある。」
「ほめる」ではなく「勇気づける」言葉かけが大切なのは
「ほめられること」を目的に行動する場合があるからです。
不適切な行動の目的には「称賛」もあります。
2,3年前の読売新聞の「人生案内」に 30代後半の女性の相談が載っていました。
その方のお父さんは 誉めることが上手で いつもその女性を誉めておられたそうです。
その相談者は 誉められたくて 学校でもボランティアでも頑張って成果を出して来られたとのこと。
「30代後半になって 誉められることの無い日々が辛い。」
という内容でした。
はっきりと「目的」がほめられることだった、とおっしゃっています。
自分がしたいからではなく、ほめられたいことが 行動の原動力になっています。
長期的に「ほめる」は効果的ではないことの 具体的な例です。
「えらいね。」(ほめる)
ではなく
「頑張ったんだね。」(勇気づけ)
が 一つの例です。