2013年5月6日月曜日

教育という名の虐待

2012年2月9日(木)朝日新聞「教育」欄に「教育という名の虐待」という記事がありました。

子どもの望まぬ進路押しつける・・・親の過干渉
問題を抱える生徒に踏み込まず・・・・教師の放置

この記事から思い出した事があります。
7、8年前、モントリオールに居た時のことです。

私の息子が大学でジャズを学んでいると知った日本人の方が知り合いのフィリピンのご家族のことをお話しされました。

「音楽ですか?許す親もあるんですね!不安定な道は 親は反対するものだと思っていました。音楽って先が分かりませんよね!」
「知り合いのお子さんは グラフィックデザイナーになりたかったのです。親に会計士になれと言われて その道に進んだのですけれど 精神病にかかってしまいました。まだ30才前後です。」

デザインや音楽に進みたいという方々は 感覚が鋭く、自分の思いを強く持っておられるように思います。

親の指示に従ったものの 違和感を持ち続けて耐えきれなくなられたのでしょう。

「したいことをするのが 子どもにとって一番幸せだと思います。」
とお答えしたことを覚えています。

そういえば昨日のカナダ人の青年は 存分に人生を楽しんでいるようでした。
彼のフェイスブックの様々な写真を見て・・・。

文字通り、「よく遊び よく学べ」です。


「問題を抱える生徒に踏み込まず・・・・教師の放置」
に関しては「勇気づけの対応」が可能だと思います。

どこかの校長先生がおっしゃっていました。
「問題のある家庭に育ちました。でも小学校高学年の時の先生の対応に勇気づけられて 教師になりました。」